検索からのブログ訪問者をもっと増やしたい!と思うことってありますよね。でも、記事をたくさん書いてはいるんだけど、検索訪問者は少ないという人。興味を持たれる「記事タイトル」になっているでしょうか?
どれほど中身が充実した濃い内容でも、あなたの記事を「クリック」してもらえなければ意味がありません。そのため、読者が興味を持つタイトルの付け方は、ぜひ、学んでおきたい所です。
興味を引くタイトルというのはアクセス数に直結します。場合によっては、5~10倍程の差が出るので、実際にクリック率が上がる「タイトルの付け方」のポイントを例を基に見ていきましょう。
基本的なこと
タイトル文字数は長くはないか
一般的には表示されるタイトル数はGoogle、Yahooでは約32文字、はてブが約35文字とされています。文字表記の事を考えると基本的には32文字以内がベストです。
しかし、だからといって、全て32文字以内に抑えるべきというわけではありません。読ませたいポイントが検索サイトに表示されればいいので、タイトルの前半に書き込めていれば問題ないでしょう。
文章として伝わっているか
あなたが付けたタイトルは文章として伝わっているでしょうか。
「私が痛いと感じた頭が治った!頭痛に効く痛覚を和らげる方法」
このように、キーワードを盛り込みすぎて、何が言いたいのかわからないような文章では、読者に興味を持たれませんし、質の低い記事だと思われてしまいます。
「痛い 頭痛 痛覚」と同じような意味合いの言葉を繋げて使うと、理解しずらい文になってしまうので気を付けてください。
記事の内容を一文で表現出来ているか
タイトルとは、記事の内容を一文で表す言葉です。記事内容が1000字であろうが、1万字であろうが、たった一文でどのような内容が書かれているのかを表さなくてはなりません。
そのため、いかに全体の内容が掴めているかが重要になります。全体の文章の中で一番言いたい箇所、教えたい箇所に要点を置いてみると内容と一致したタイトルが出来てきます。ビジネスの世界でも「結論は簡潔に!」と言われているようにタイトルも簡潔でわかりやすいことが求められます。
よく間違えがちな点として「記事内容と一致しないタイトル」があります。タイトルには「スマホの便利な使い方」と書いてあるのに、内容が「スマホのアプリ紹介」について書かれていたら期待外れですよね?読者は期待を裏切られたと感じてしまいます。
記事タイトルと内容を一致させ、読者の期待にそえることが大事なので気を付けてください。
一目見てわかりやすいか
一目見て何が書いてあるのかを具体的にイメージできるか、という点は意外と気を配れていないことがあります。32文字といっても、キーワードを含めようとすると意外と短いものです。一文で全てを語るテクニックを磨いていく必要があります。
役に立ちそうと思ってもらえるか
多くの人たちは悩みを解決するために検索をかけてきます。あなたの付けたタイトルが悩みを解決できるかを判断することができるのかでクリックされるかが決まります。また、誰の役に立つかが書かれていることでクリック率を上げることができます。
例えば、
「初心者必見!ブログデザインで迷ったときに使いたいツール」
と表示されていれば、
「ブログデザイン初心者の自分にとって、役に立ちそうだな…」
と思ってもらうことができ、クリックしてもらえるようになります。
タイトルの内容で「有益な情報が書かれていますよ」とアピールすることができれば、読者も迷わずあなたが書いた記事に興味を示してもらえることでしょう。
注意を惹くタイトルとは
具体的な数字を入れ込む
具体的な数字を入れ込むことで、読者にイメージしやすい内容になります。「大金を稼ぐためのノウハウ」よりも「月に100万稼ぐノウハウ」の方が具体性があってイメージしやすいですよね?
また、現実味を出すためには区切りの良い数字よりも区切りの悪い数字の方が効果的です。
月50万円稼げた話
月46万円稼げた話
このように後者の方がより具体性を出す事ができ、高い反応を得ることができます。人は嘘っぽい実績に対しては反応してはくれません。そのため信憑性を増すためにわざと区切りを悪くすると良いでしょう。
「1ヶ月で-8㎏減!毎日〇〇を食べるだけで痩せられる!?」
「【実録】4ヶ月で43万!!副業で会社の給料を超えた話を語る」
最新版を提示する
常に世の中は目まぐるしく変化していき、情報は徐々に古くなっていきます。アップデート前の情報なんかは必要と感じませんよね。読者が求めるのは新しい情報です。年号や月日で新しいことがわかれば、最新の情報であることが読者に伝わり、興味を示してもらえるようになります。
「【2017年10月更新】初心者でもわかるGoogleアドセンスの新しい使い方」
「【2017年最新版】5ヶ月で東大に受かるための勉強法」
様々な系統のタイトル付け
『反対意見系』
反対意見をタイトルに含めることで、商品を購入しようとしている人に対して興味を引くことができます。購入者にとっては商品のメリットだけでなく、デメリットも知りたいものです。あえて、反対意見を述べることで、「この商品には、こんなデメリットもあるのか」と注目される記事になります。
「〇〇 評判」と検索して、上位表示が良い評価ばかりですと、人はその商品に対して悪い評価はないかと2度目の検索をする可能性が高いです。その際、「〇〇 評判 悪い」と検索してくれることがありますので、ライバルが少ない領域で勝負することができます。
「市販の〇〇ウィルス対策ソフト使ってみたら全く効果がなかった話」
「クレジットカード選びの失敗談|これを選ぶのだけはやめておけ」
『問いかけ系』
疑問を投げかけることは、読者に対してダイレクトなメッセージとなり、思考や意識を集中させられる効果があります。悩みを抱えている人に対して、極めて有効な手段です。
ポイントは読者に寄り添った問いかけをすること。「あなたは恋愛で悩んでいませんか?」というように会話で悩みを聞いてあげるような問いかけにするとより効果的ですよ。
「あなたは大丈夫?過払い金を未然に防ぐ方法とは」
「それって間違ってない?ニキビを治すための間違った常識」
『危機感・不安感を感じさせる系』
「読まないと危険な目に合うかも…」と感じさせることにより、不安を取り除こうと人は行動を起こします。『お金』『健康』のジャンルで効果的なので、これらが関係する記事では、積極的に活用することをおすすめします。
「気づかぬうちに借金生活に…人生で気を付けたい7つの落とし穴」
「その行動ガンの原因かも…ガンを未然に防ぐために必要なこと」
『おすすめ系』
おすすめ系は、非常にシンプルでわかりやすいことが特徴で、様々なジャンルの記事に使えます。誰がおすすめするのかによって良し悪しが変わってくるので「【東大生】がおすすめする勉強法」のように、肩書を付け加えるとより興味を引きやすくなります。
「【おすすめビジネス書】起業家が勧めるこれだけは読んで欲しい本TOP10」
「デートにおすすめ!水族館デートが人気な理由とは?」
『専門家系』
人は専門家の意見は正しいと思う傾向にあります。例えば、病院で医師の診断が間違っていると感じる人はなかなかいませんよね。専門性が高い肩書を付けることで信憑性が高い記事だなと感じる効果が期待できます。
注意点として、「堅苦しい、難しい」といったイメージを持たれてしまいがちなので、「誰でも、簡単に、わかりやすい」ことが伝わるようにすると良いでしょう。
「敏腕弁護士が教える3分でわかる『民法』の授業」
「1ヶ月10万アクセス数集めた方法をwebマーケッターが解説」
タイトルを決める時の注意点
タイトルに結果を出してはいけない
タイトルに内容の結果を出してしまうと「あぁ、そうなのね」と先が気になる好奇心が無くなってしまいます。よく、テレビ番組でも「衝撃の事実!果たしてその真相は!」といったように結果は出さずに、曖昧に濁して表現していますよね。
『読者に興味を持たせること=好奇心を持ってもらうこと』になります。結果が分かってしまうと先が気になる気持ちが無くなり、興味を持たなくなるので、気を付けましょう。
他の記事タイトルと似せてはいけない
すでに検索上位にある記事とあなたが新しく書いた記事のタイトル名が似ていた場合どうなるでしょうか。
ライバル「SEO対策に絶対必須!おすすめツール一覧」
あなた「必読!SEO対策におすすめなツール4選」
この場合、ライバルよりサイト評価が低いあなたの記事をクリックするとは、考えにくいですよね?
ライバルの記事タイトルとは、差別化を図らなくてはなりません。同じ内容の記事ですと、読者が分散してしまうので、事前に似通ったタイトル記事はないか調べておきましょう。
キーワードを盛り込む際のコツ
需要のあるキーワードで一文で表現することが難しい時もありますよね。そんなときは、タイトルを2分割することで多くのキーワードを含めたタイトル付け方ができます。
例えば、キーワードが「秋服 メンズ メガネ」だった場合、
「メンズの秋服はこれがおすすめ|メガネ男子に似合うファッションとは?」
「これぞメンズファッション!秋服が似合うメガネ男子10選」
「メガネ男子がモテるってほんと?モテる秋服メンズファッションとは」
このように「|、!、?」をつかって2分割してみると自然な表現になります。
ミドルワード、スモールワードをいかに取り入れるかで検索される確率が変わってきます。タイトルに一つでも多く入れることができれば、検索サイトにあなたの記事が一度でも多く表示されることになるでしょう。
キーワードの選び方については【初心者のキーワード選択のコツは?|ライバルが少ないお宝キーワードの探し方】の記事に書かれていますので、こちらを参考にしてみてください。
こんな方法も
炎上方法(煽り系)
あまりおすすめはしませんが、炎上を狙った煽り系のタイトルも立派な集客方法です。わざと挑発するような発言をタイトルにすることで読者の反感・批判を狙い、注目を集めます。
ただ、「みんなも言いたいことを書いているんだから、自分も書いていいだろう」という集団心理が非常に働きやすいため、コメントが荒れる傾向にあります。
このようなやり方は十分な集客にはなりますが、やりすぎると質の悪いサイトと評価されてしまいますので注意が必要です。
「労働者はただのバカ、俺が働かなくても生きていける方法を教えてやる」
「まだ会社で働いてるの?自営業が魅力的な4つの理由」
最後に
いかがだったでしょうか。
読者が求めているのは『中身がわかりにくい曖昧なタイトル』ではなく、『はっきりと自分に利益をもたらしてくれることがわかるタイトル』です。
記事内で紹介した例の他にも、ビジネス書のタイトルなんかがお手本になる物が多いので、参考にしてみると良いかもしれません。
タイトルに興味を持ってもらえることはブログのアクセス数に直接結びつきます。【誰に?】を強く意識することで読者に興味を持たれるタイトルになりやすいので、ぜひ、試してみてください。